レギュラーで選ばれたのは!?
【第16話】
心臓が飛び出しそうだ!
松山先生「右フォワード、ヒデキ」
薄々は感じていたけど、フォワードの一人はヒデキだった。
悔しいけど、奴は俺より上手い。
でも、まだ一人残っている。
、、、、、、
松山先生「左フォワード、クロタニ」
周りがザワつく。
クロタニって誰だっけ!?
返事をし、クロタニが立ち上がった。
コイツは、、、
なんと、クロタニは、俺がボコった色黒だった。
レギュラーメンバーに選ばれなった事もショックだけど。
フォワードに選ばれたのが『ヒデキとクロタニ』
やる気が一気に無くなったわかった、、、
4年生からは、4人がレギュラーメンバーに選ばれた。
ゴールキーパーのコバ。
ミッドフィールダーのナカタとオカベ。
そして、フォワードのヒデキ。
俺は、ボォーと試合を眺めていた。
やっぱり、ヒデキは上手いよな。
そして、クロタニがシュートを決める。
あっという間に前半終了。
スコアは、7対0の大差。
ヒデキが2点。
クロタニは前半だけで、ハットトリック。
2人も凄いけど、松山先生の力が大きい。
松山先生が就任して、たった2か月。
鬼軍曹みたいだけど、俺たちは強くなっていた。
後半からは、メンバーは総入れ替えだった。
俺のポジションは、フォワードじゃなくて、右サイドバックだった。
試合には、集中できなくミスをした。
そのミスが原因で、1点取られてしまった。
そして、試合終了。
12対1で大勝した。
皆は大喜びだったが、俺は憂鬱だった。
、、、、、、
あの日以来、俺は練習をサボるようになった。
メンバー多いし、練習もキツイ。
ヒデキとクロタニにも会いたくない。
どうせ、期待もされてないし、、、
俺は卑屈になっていた。
へと続く。