2度目の警察沙汰❷
【第19話】
翌日、マサオ君は学校を休んだ。
何だか嫌な予感がした。
学校から帰るとお母さんは、いつもと一緒だ。
少しホッとする。
俺「お母さん、オヤツある?」
お母さん「フルーチェだったあるよ」
俺がフルーチェを食べていると。
「ジリリリリリ、ジリリリリリ」
黒電話が鳴っている。
お母さん「もしもし」
「えぇ、えぇ、はい」
嫌な予感がする。
、、、、、、
しばらくして、お母さんは電話を切る。
お母さん「お前、一昨日、教習所に行ったの?」
俺「えっ、何で、行ってないよ」
瞬間的に嘘をついてしまった。
俺「誰から、電話だったの?」
お母さん「マサオ君のお母さんから」
もしかして、、、
お母さん「今から、マサオ君のお母さん、マサオ君と家に来るってよ。」
バレたみたいだ、、、
10分程して、マサオ君とお母さんが家に来た。
マサオ「・・・・・・」
マサオは、うつむいてる。
マサオ母曰く。
俺がマサオ君をそそのかして。
教習所の車を仕方がなく壊したと言う。
マサオ母の迫力がすごい!!
俺が黙ってるとお母さんが「教習所の車を壊しのは本当?」
マサオ君の顔をチラッと見る。
マサオ君はうつ向いたままだ。
、、、、、、
俺「うん」
もうバレてるし、言い逃れはできない。
マサオ母「もう、二度とマサオと遊ばないで!」
と言い残し、2人は帰って行った。
、、、、、、
その後、お母さんも怒れたけど。
それよりも、マサオ君が俺に罪を被せたのが、とてもショックだった。
その夜。
お父さんにボコボコにされたのは言うまでもない。
次の日。
マサオ君は俺に近づい来ない。
俺からマサオ君に話しかける。
俺「マサオ君、バレちゃったね」
マサオ君「ごめん、お父さんが怖くて、嘘ついちゃった」
俺「そうか、しかたないよな。俺もボコボコだったよ」
マサオ「、、、、、、」
それ以来、マサオ君と遊ぶことはなかった。
後日。
俺がマサオ君を誘って、教習所の車を壊しと警察官に話した。
でも、なんでバレたのだろう。
誰かに見られていたのかな。
今になっては、わからない。
教習所の車の修理代は、お父さんが弁償したのかな。
その後、両親とその話をしない。
今更、俺も聞いてない。
もう、誰も信じられない。
いや、もともと信じていない。
、、、、、、
そして、俺は暴走する。
へと続く。