担任の陰湿な虐め
【第39話】
担任の岡村先生は、陰湿だ。
見て目は、ずんぐりむっくり。
黒縁メガネを掛けていて、髪型は七三分け。
近づいて来ると体臭と口臭でキツイ。
たまーに、俺がテストで、良い点を取ると岡村先生に呼び出される。
もう、3回目だ。
先生は、数枚のテスト用紙を机の上に置く。
岡村「お前、カンニングしただろ!」
そして、俺の前後左右、斜めに座る8人の回答用紙と俺の回答用紙を見比べる。
岡村「この回答は、Aと同じ。この回答は、Bと同じ、、、」
「よくも、こんなにカンニングしたよな!」
息が臭い、、、
言いがかりである。
こんな俺でも、真面目に授業を受けてる日もある。
物覚えは、良い方だと思う、、、
そもそも、俺はテストで良い点を取りたい願望が無い。
俺を疑ってる事もムカつくし。
岡村の強烈な臭いで、眩暈もしてきた。
ムカつく、ムカつく、ムカつく!!
俺「岡村先生、息が臭いから、しゃべらないでもらえますか」
ムカついた俺は、思わず本音を言ってしまった。
岡村の目つきが鋭くなった。
・・・・・・
岡村「もう、行ってよいよ」
、、、、、、
それ以来、俺がテストで良い点を取っても、岡村に呼び出される事はなくなった。
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それから、数週間後のホームルーム。
岡村「今から俺がお前等に質問をする。そう思ったら手を挙げろ!」
!?
「それじゃ、目を瞑れ!」
俺達は、目を閉じた。
岡村「先週、お前等に書いてもらったアンケートだけど、覚えてるか!?」
ざわざわ・・・
コイツ、何言ってるの!?
岡村「クラスメイトで2番目に嫌いな人を書いてもらったよな」
ざわざわ・・・
岡村「はい、目を開けない!」
岡村「今日は、クラスメイトで、1番嫌いな人を教えてもらいたいと思います!」
そして、岡村は、一人ずつの名前を挙げて行った。
俺は、目を開けていた。
岡村と目が合った。
岡村は、ニヤリと笑った。
周りを見渡すと、数名は薄目だ。
ヤスノリだけは、完全に目を開けていた。
岡村は、目を開けている、俺とヤスノリを無視している。
結果は、言うまでもない。
俺とヤスノリのほぼ2択だった。
、、、、、、
岡村は、陰湿なやり方で、俺を虐めてるのだ。
ヤスノリもだけど。
あの時の仕返しにしても惨いやり方だ!
岡村「はい。目を開けても良いよ。嫌われてる奴がわかったから」
、、、、、、
その後、岡村はPTAから厳しい指導があったみたいだが、、、
岡村を辞めさせない学校もどうかしてる。
、、、、、、
2学期の通知表は、わかり易く全ての数字が1減っていた。
まぁ、もともと体育以外は悪かっけど、、、
そして、担任のコメント欄も最悪だった。
、、、、、、
成績が悪くても、叱られる事がなかったのに。
この時ばかりは両親に叱られた。
6年に上がってもクラス替えはないみたいだ。
卒業まで、担任が岡村だと思うと憂鬱になった。
へと続く。