108 Blog

If you can dream it, you can do it.

名プロデューサーのクワタ

【83話】

 

俺は、うつ向いた。

 

そして、考える。

 

なんで、俺がアオイちゃんのことを気になってるってことをアオイちゃんが知っているのか?

 

俺は、そんな素振りを見せたこともないし、むしろ最近は、リンちゃんが気になっていた。

 

このことを知っているのは、クワタだけだ。

 

!?

 

返事が見つからない。

 

・・・

 

俺「それって、クワタから聞いたの?」

 

アオイ「そうだよ。告白された後にクワタ君から聞いた」

 

俺「クワタは、なんて言ってたの?」

 

アオイ「108君が、私のこと好きだから、私と話をしたいって言われたよ」

 

俺「えっ!それじゃ、俺が偶然を装いミスドに来たこともバレてるの?」

 

アオイ「うん。バレバレだよ」

 

あの野郎!これじゃ、作戦計画が台無しだ!

 

しかも、気になるって言ったのが、好きに変わってるし。

 

みるみるうちに顔が赤くなるのが、自分でもわかった。

 

・・・

 

俺「ゴメン!クワタを使って呼び出しちゃって」

 

アオイ「いいよ!私も108くんと話せて楽しかったし、ミスドも食べられたし!」

 

今日一番のアオイスマイルが炸裂した!!

 

・・・

 

これは、この勢いで、コクっちゃうか!?

 

でも、言おうとしても、声が出てこない。

 

・・・

 

俺「また今度、ミスドに誘っていい?」

 

ヘタレだと言われようが、俺の精一杯のセリフ。

 

・・・

 

アオイ「もちろんだよ!私の夢は、ミスドのドーナツを全部食べることだから!108くんも手伝ってね!」

 

俺のテンションは、マックスまで上昇した!!

 

「俺もミスド好きだから!まかせてよ!」

 

ホントは苦手だけど、そんなことは、どーでも良いと思った。

 

ミスタードーナツ万歳!』

 

・・・

 

 

翌日の昼休み、クワタを呼び出した。

 

俺は、クワタに聞いた。

 

「アオイちゃんが好きだったら、言ってくれれば良かったのに、そしたら俺は告白しなかったよ!」

 

実際は、告白してない。

 

クワタが自分の告白と俺の告白をしてくれた。

 

クワタ「俺は、アオイのこと兄妹だと思っている。だから、恋愛感情はないよ!」

 

俺「じゃあ、なんで愛の告白をした?アオイちゃんは、そう思ってるぞ!」

 

クワタ「アオイが俺に恋愛感情ないのは、分かっていたし、108の話をした時のアオイの反応をみたら、アオイが108に気があるのが分かったから、盛り上げるために演出してみただけだよ。実際、上手く行ったろ!?」

 

演出って、おまえは、神か!?

 

本当に演出だったら、クワタは、ナイスなガイだ! 

 

俺「でも、俺は気になるって言っただけで、好きだとは言ってなかったよな?」

 

クワタ「そんなことは、どっちでもいいじゃん!気になるも好きもカテゴリー的に同じだし。結果オーライだよ!」

 

・・・

 

俺「そうだよな。ありがとう!クワタプロデューサー!」

 

クワタのアシストで、その後、俺たちは、週一ペースでデートをする仲になった。

 

・・・

 

 

俺とアオイは、三度目のデートでキスをした。

 

ミスドの帰り、俺は家までアオイを送った。

 

アオイの門限は、18時と早い。

 

門限ギリギリの17:55に着く。

 

11月なので、外はもう真っ暗だ。

 

・・・

 

俺は、アオイの肩に手をのせてキスをした。

 

児童養護施設の門前でのファーストキスは、とても緊張した。

 

・・・

 

 

もう、10回以上もデートをしている。

 

ミスドに行ったり、映画館に行ったり、喫茶店に行ったり。

 

俺も思春期、そろそろ次のステージに行きたい!

 

胸もさわってみたいし、エ〇チもしたい!

 

しかし、このハードルは、かなり高い気がする。

 

そもそも、どこで、どのタイミングだったら、可能性があるのか!?

 

俺は『ホットドッグ・プレス』を熟読し、プランを練った。

 

まずは、場所を確保しなくてはいけない。

 

俺の家、アオイの住む施設は、当然NG。

 

施設の近くにラ〇ホテルはあるが、中学生はたぶん入れない。

 

そもそも、お金がない。

 

犬や猫じゃないので、外もNG。

 

初めてが青姦とは、最悪だ。

 

・・・

 

 

探し始めてから3週間。

 

いまだに場所も決まらない。

 

・・・

 

そんな中、最新号のホットドッグ・プレスを読んでいると、ある記事に目が行く。

 

カラオケボックスでS〇X』

 

こ、これだ!

 

カラオケボックスだったら、そんなに高くないし、密室でソファーもある。

 

・・・

 

 

そして、俺は、アオイをカラオケに誘った。

 

・・・

 

 

 

10歳下の彼氏に貢ぐ母

To BE CONTINUED🔜

 

 

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