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If you can dream it, you can do it.

サッカーが楽しい

【第42話】

 

ヘロヘロになりながら、帰宅すると。

 

母が玄関まで、出迎えてくれた。

 

母「おかえりなさい!」

 

母はニコニコしている。

 

俺「何か良い事でもあった?」

 

母「お前がヤル気を出してくれた事が嬉しくって。教材買っちゃった!」

 

泥だらけの俺は、風呂に入り、パジャマに着替えリビングに行くと。

 

テーブルの上に分厚い辞典みたいな物が置いてある。

 

『まなびやの門』!?

 

ンンン?なにこれ??

 

母「たまたま営業マンが家に来てね。40万円もするけど買っちゃった!」

 

えぇっ!!高すぎるだろ、その教材。

 

取り合えず、中を見てみる。

 

勉強をした事のない俺には、チンプンカンプンだ。

 

母の気持ちは嬉しいけど、両立するのは無理だ。

 

練習は厳しいけど、やっぱり、サッカーは辞めたくない。

 

、、、、、、

 

 

俺は疲れているので、晩ご飯を食べて爆睡した。

 

ZZZ。。。

 

 

翌日もサッカーの練習に参加した。

 

全身筋肉痛だ。

 

でも、頑張るんだ!

 

、、、、、、

 

 

帰宅して、風呂に入り、ご飯を食べたら、眠くなる。

 

部屋に戻ると学習机の上にヤツが置いてある。

 

取り合えず、開いてみる。

 

読んでみるが、やはり、理解が出来ない。

 

俺は、教材を閉じ、目を閉じた。

 

ZZZ。。。

 

、、、、、、

 

 

サッカーの練習は、休まずに1か月続いている。

 

最初の2週間は、とにかくキツかった。

 

けど、慣れて来たのか、練習にもついて行ける様になった。

 

1か月続けられたのは、上達してると実感したからだと思う。

 

松山先生やコーチの練習はハードだけど、毎日が充実していた。

 

リフティングは、1000回以上出来るようになったし。

 

タツオも気を使って、1500回くらいに調整してくれた。

 

その分、走る時間が減ったのが大きい!

 

、、、、、、

 

 

体力的にも余裕が出て来たし、そろそろ『まなびやの門』でも始めようか。

 

そう思った矢先。

 

俺は、奈落の底に落とされるのであった。

 

、、、、、、

 

 

その日は、日曜日。

 

朝から練習。

 

昼ご飯は、母の美味しい弁当だ!

 

この時間が嬉しい。

 

ご飯が食べれるのも嬉しいけど。

 

水分補給が出来るからだ!!

 

最近は、ポカリスエットがマイブーム。

 

しかも、水筒2本持ち!

 

粉末を溶かしたポカリだから、味は薄い。

 

でも、そんなの関係ねぇ。

 

飲めれば、何でも生き返る。

 

、、、、、、

 

 

昼ご飯を食べ終わると、午後の練習が始まる。

 

日曜日の練習は、16時頃に終わる。

 

、、、、、、

 

 

俺「オジサン、俺のゴール見てた!?」

 

オジサン「えっ、見てない」

 

そんな、たわいもない話をしながら、帰宅する。

 

、、、、、、

 

 

「ただいまー!」

 

玄関を開けると母がいた。

 

母の悲しそうな顔をしている。

 

俺「どーしたの?何かあった??」

 

・・・・・・

 

 

 

トモオ君の過去

へと続く。

 

 

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