108 Blog

If you can dream it, you can do it.

2022-01-01から1年間の記事一覧

自分に正直に本能のままに生きる

【124話】 オレは自信を失いかけていた。 カオリの本当の気持ちを知りたいけど、聞くのが怖い。 「とりあえず、フォアローゼスで乾杯しよ!」 水と氷を買い忘れたので、ストレート飲み。 むしゃくしゃしてオレはフォアローゼスを一気飲みする。 あれ!?カラ…

耳元で囁かれる

【123話】 自慢する訳じゃないが、高校に入学してから3週間で5人の女子に告白された。 もちろん、カオリがいるので、すべて断った。 でも、本音を言うとタイプの女子から告られたら、少しなびいちゃうかもしれない!? 最初に告られたのは、入学してから三…

フォアローゼスとHIPS

【122話】 高校に入学してから三週間経つが、カオリに会っていない。 このままだと自然消滅してしまう。 カオリからは、日曜日の夜に電話がかかって来ることが多い。 以前は、俺から電話をすることが多かったが、カオリのオヤジが苦手で、最近は俺から電話す…

ガンちゃんVSアンドレ・ザ・ジャイアント

【121話】 「はぁ、離せよ!コラぁ!」 俺たちは、あまりの身長とパワーに唖然とした。 アンドレ・ザ・ジャイアントかよ。 こいつは、人間じゃねぇ~。 ・・・ もがくガンちゃんの蹴りがアンドレの股間にヒットする!? アンドレの顔はゆがみ、ガンちゃんを…

日本人の枠を遥かに超えている!?

【120話】 「チョワース!チョワース!チョリース!チョワース!」 二年のスギヤマをはじめ、二年連中は三年にヘンテコな挨拶をしている。 チョワース!ってなんだよ。 しかも、どさくさに紛れてチョリースって言ってる奴もいるし。 定番はチワース!だと思…

最終日に入部届を出す

【119話】 「108ちゃん、ガンちゃん。バドワイザーで良いか!?」 俺は、バドワイザーを飲んだことがない。 最近は、オヤジに飲酒がバレて、スナックに誘われるようになった。 オヤジは週末になると、シン伯父さんとスナックに行くことが多い。 推薦入学…

タケヨシとガンちゃん

【118話】 「108ちゃん、一緒に帰ろうぜ!?」 振り返ると、タケヨシがいた。 「鼻の調子はどーよ?」 「もう痛くねぇけど、ちょっとぶよぶよしてるよ。触ってみるか?」 「いいや、遠慮しとく」 「108ちゃん、このあと暇?」 「あぁ、暇は暇だけど。…

バラ色の高校生活とは程遠い

【117話】 キムラが学校に来なくなって三日目の朝。 タケヨシが鼻血を流しながら、教室に入って来た。 ヒロシ「タケヨシ、どーした!?その鼻?」 あれ!?もしかしてキムラの復讐か? 「さっき、駅で他校の奴らと喧嘩になって、メリケンサックで殴られてこ…

喧嘩両成敗なのか!?

【116話】 教室に戻るとキムラが話しかけてきた。 「108君、凄いよね!」 クラスメイトの評価は上々。 授業も終わり、下駄箱に向かう。 「108君、一緒に帰ろう!?」 振り向くと、そこにはキムラがいた。 ちょっとホモっぽくて気持ち悪いが、まぁ、い…

柔道最強決定戦

【115話】 入学早々、スポーツテストがあった。 結果は、一学年240人中7位だった。 因みにトップ20は、全てラグビー部。 1位は、同じクラスのケイイチ。 「108ちゃん、凄いね!ラグビーに入らないの!?」 身長は170cmくらいで、範馬刃牙みたい…

番長やキャプテン達が集まる教室

【114話】 「マジかよ!?東中のジュンジ君とヒロシ君じゃねぇ!?同じ学校かよ!?」 「リーゼントパーマのお兄さん。あの二人って大物なの?」 「あの二人は、東中の番長と副番長だよ!ジュンジ君の兄貴は、俺たちの地元の暴走族にも所属してる極ヤンで、…

ヤンキーだらけの入学式

【113話】 今日は、高校の入学式。 俺は、母に買ってもらったマウンテンバイクに乗り、ペダルを高速回転させて駅に向かう。 春休みの間、マウンテンバイクをチェーンアップした。 エンジンはないけど、ニューサドル、泥除け、速度メーター、ハンドルカバー、…

寂しい別れ

【112話】 始発のバスに乗り、カオリが俺の町にやっていた。 正確に言うと、カオリは俺の町をバスで通過するだけ。 俺は最寄りのバス停から、バスに乗り込む。 「良かったよ~。108が乗ってこなかったどうしようと思ったよ!」 「カオリは大袈裟だなぁ~…

早稲田大学VS慶応義塾大学

【111話】 今日は、中学校の卒業式。 入学式はハードだったけど、卒業式は何事もなく終わった。 「108、記念写真撮ろうぜー!!」 タキタ、ケンジ、パチオ、クワタ、シンジ、リンちゃん、マドカちゃん、ユウコちゃんの9人で写真を撮った。 ユウコちゃん…

カオリの合格発表

【110話】 最近、カオリと会っていない。 俺が推薦合格したので、塾をやめたのと、カオリが今まさに受験勉強中だからだ。 合格後、カオリにお祝いをしてもらったのが最後。 もうかれこれ1カ月は会っていない。 でも、受験勉強は今日で終わり。 明日、入学試…

真面目に生きた三年間

【109話】 今日は○○工業高校の面接日。 はじめて乗る路線。 3人組のヤンキーが我が物顔で、下品な替え歌を車内で歌っている。 昼近くだし、完全に遅刻である。 こいつらは、どこのバカ高校だろう? ボンタン、短ラン、リーゼントパーマ&ソリコミ。 素行の悪…

末吉と大吉

【108話】 タキタは、リンちゃんの横に並び歩き始めた。 残された俺とマドカちゃんは、二人の後ろを追う。 マドカちゃんは、本当に俺のことが好きなのかなぁ? 彼女の顔をチラ見すると、赤ら顔。 寒いからなのか、それとも、露店の明かりが反射したかは不明…

大晦日の夜

【107話】 2学期の終わり、クリリンから呼び出された。 「108君の推薦が決まったよ!本当に〇〇工業で良いんだよな!?」 おぉっ!今まで、真面目にやって来た成果が出たぞー!! 心の中で、ガッツポーズをしていた。 「はい!よろしくお願いいたします!!…

さようならブッチー!

【106話】 変な夢を見た!? でも、あれは、現実だったのか、夢だったののか!? ・・・ ZZZ・・・ 何だろう!?体が重いぞ!! 俺は、目を開き、重い腹部に目を移す。 そこには、黒いモヤみたいな物体がある!? ビックリした俺は、悲鳴を上げるが、声が出…

草むらでレ〇プ!?

【105話】 カオリの要望もあり、部屋の明かりは薄暗い。 明るさを調整できるのは、凄く良いが、暗すぎて殆ど見えない。 カオリの表情も、BもCも見れないのは悲しい。 そして、何より、ポイントが分からない!? あれ!?ここかな? いや、違う気がする。 一…

イメージトレーニングは完璧!?

【104話】 「あれ!?こんなところに公園があるね!?ベンチに座ろうか?」 ちょっと、わざとらしかったかな。 「うん。そーしよー!」 カオリは、笑うと八重歯が可愛い! 「カオリは、ミルクティーでいいか?」 「私の好み良く知ってるね~」 「だって、カ…

デパートの屋上にて

【103話】 野球部は、補欠のまま引退。 そして、彼女に振られる。 しかも、大阪男に取られた。 俺は、落ち込んでいた。 そんな中、カオリちゃんと出会えた! ただ、彼氏がいる場合は、諦めようと思っていた。 理由は、俺が彼女を奪われて、悲しくて悔しかっ…

大阪男の10回の告白

【102話】 「108君、遅くなってごめんなさい。いろいろとあって前日になっちゃった」 「何があったの?」 「・・・明日って原宿で会える?」 「うん。行けるけど、大丈夫なの!?」 「大丈夫だよ。明日会ってから話すね」 俺は、アオイに会えることにホッと…

日曜日と水曜日のルーティン

【101話】 シャープペンの替え芯には興味がない。 俺の興味は、カオリちゃん。 ・・・ 俺たちは、駅前広場で待ち合わせをし、文具店へ。 HBのシャープペンの替え芯を購入。 その後、喫茶店に入り、シャープペンの替え芯をプレゼント。 「あ、ありがとう!別…

シャープペンシルの替芯

【100話】 レギュラーに選ばれないまま引退。 俺なりに頑張った結果なので、悔いはない。 高校に進学したら、ラグビー部に入ろう。 俺が志望する高校のラグビー部は、県内屈指の強豪校。 中学でも、ラグビー部があれば、ラグビーをしたかった。 そう、俺は『…

コールドゲーム

【99話】 レギュラーどころか、チャンスも回ってこない可能性がある。 しかし、俺は週5回バッティングセンターに通った。 特に110km/hのストレート。 そして、100km/hのカーブ。 最初は、クリーンヒットが出なかったけど、2週間も通うと十中八九ヒットを打て…

中学三年生になると

【98話】 いよいよ明日、7人のヤンキーが卒業する。 クロタニとカオルは、ヤ〇ザでビューするらしい。 カオルには、大事な学ランをお釈迦にされた。 クロタニには、2年間で5回ボコられたが、もう少し腕力を鍛えた方が良いと思う。 ヤ〇ザでは、通用しないと…

Forever Love フォーえばぁぁ⤴  Dream

【97話】 歌詞カードを復唱してドア前で待つ。 ・・・ 後ろから、肩を叩かれる。 「あれ!?マドカちゃん」 「108くん、頑張ってくださいね!」 「うん。ありがとう!」 「じゃあ、わたし先に行っていますね!」 アオイちゃんの笑顔で、緊張が少しほぐれたぞ…

はじめてのディナーショー

【96話】 リンちゃんに相談する仲にいつなった? 何でマドカちゃんまでが、アオイの送別会に参加するんだ!? アオイには聞けないので、俺はリンちゃんに聞いてみた。 ・・・ リンちゃん曰く、クリスマス以降、アオイと何度か遊んだみたいだ。 クリスマスイ…

3月23日15時発の新幹線

【95話】 「わかったよ。俺の正直な気持ちをアオイに伝えるよ!」 リン「うん。きっと、アオイちゃんは・・・」 「ガチャ!?」 屋上のドアが開く。 振り返ると、スキンヘッドの男が立っていた。 スキンヘッドに太陽が当たり、とても眩しく顔が良く見えない…